元寮生の声 —寮生活を振り返って
はじめに, 私は面白い文章も書けないし, 君は真面目枠だと言われたので, ただただ私の寮生活について書きます. 面白い話が聞きたい人は読み飛ばしてください.
私は2回生後期から途中入寮しました. きっかけは実家の門限が22時だったから. なぜ門限22時の家が熊野寮に入ることを許してくれたのかは永遠の謎ですが, 何はともあれめでたく入寮.
門限から脱出したい一心で飛び込みましたが, 「熊野寮」と聞くと, 汚いんじゃないかな, 古そうだな, 4人部屋ってしんどいんじゃないかな, シャワーしかないの嫌だな, 友達できるかなとか, 不安ばっかりでした.
入ってみて, 期待を裏切らない部屋の汚さ. これは部屋によりますが, ボロボロの畳に薄汚れた絨毯, その上には足の踏み場がないほど散らばった住民の服の山. 部屋に入って始めにやったのは, 荷物を置く場所を作るために物をどかすこと. 入って5秒で入寮は早まったかな...と更に不安になりました. 1人でちょっとずつ掃除を始めるも数ヶ月もしたらそんな部屋での生活にも慣れました.
転機が訪れたのは部屋のメンバーが全員入れ替わった時. 新しくルームメイトになった方々が部屋をきれいにしたいと言ってくれたので, 畳を捨ててフローリングを敷いて誰のかわからない物を全部捨てて, 1日がかりの大掃除. おかげで人を呼べるほど綺麗な部屋に生まれ変わりました.
寮生活に不便や不満がなかったとは言えませんが, それを上回る楽しいことがたくさんありました. 歌ったり踊ったり, みんなでたこ焼きをしたり鍋をしたり, ゲームをしたり, 寮祭で騒いだり, 勉強を教えてもらったり, 朝まで飲んだり ... 一生でもう経験しないだろうなってことがたくさんできます. 帰ったら友達がいる, やりたいと思ったことが何でもできる, 誰かが一緒にやってくれる生活は, 社会人になるとできなくなるので, 学生時代に思いっきりやっててよかったなと思います.
まとめると, 熊野寮はいろんな人がいて, なんでもできるところです. 面白い話もたくさん聞けるし, 困ったら誰かが助けてくれます. 不安なことが多いと思いますが, 興味を持ったらぜひ! 覗きに行ってみてください.
(文: min)